美・フェイスナビゲーターのAmi&Annaです。
人相学(観相学)は、「恋愛や夫婦関係を観る部位、両親や子供、住居、金銭、旅行、故郷」など生きていく上で必要な運勢を判断する部位(場所)があらかじめ決まっています。
その部位の肌の状態や『血色・気色』で過去・現在・未来の運命の動きを判断することができるのです。
顔のパーツで例えると、鼻は財運や中年運、目は心の状態や人の善悪を見る急所で、眉毛は知力や品性、兄弟との縁などを観るパーツになりますが、今回ご紹介する顔の部位とは、以前ご紹介した顔の重要部位である『十二宮』や『十三部位』以外の解説になります。
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目次【記事の内容】
観相学(人相学)の起源と昔の書物について
ところで、観相学の起源は諸説ありますが、今から4200年~4500年以上前から古代中国で『観相学』の研究が行われていたといわれています。
書物については、中国の五代時代に麻衣仙人という仙人がいて、現在の人相や手相の原点となった相術『麻衣相法』は、麻衣仙人が弟子の陳希夷(ちんきい)先生に口伝で伝えました。
その陳希夷先生が残した麻衣相法の中の一部を記している『神異賦:しんいふ』は、今から千年以上前の観相学の古典になります。
その後、陳希夷先生が著した『神相全編』は、世の中に初めて出た人相本になり、この書物に記されている顔の部位は片方で130部位、左右あわせて260部位になります。
本格的に人相を学ぶなら、130部位は人相の古書で学んだほうが良いのですが、人相にも流派があり、現在の観相家は人によって自分なりに部位を簡略化して鑑定している方もいらっしゃいます。
今回130部位全てを解説することはできませんが、その中でも重要であり、自分でも実践鑑定できる顔の部位をいくつか絞って簡単な説明と共に解説していきたいと思います!
人相学に興味がある方や、本当の人相学について詳しく知りたい方はこの記事も一読してみてくださいね。
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顔の部位の解説!
今回ご紹介する顔の部位は、ブルーと赤の点線内の説明です。
顔の正中線にあるピンクの点線は、十三部位になります。
上停(じょうてい):髪の生え際から眉毛まで
上墓(じょうぼ)
神仏や先祖のことをあらわす部位。
高広(こうこう)
自分が思ってもみない不意の出来事があらわれる部位。
天陽・海外と同じように判断することもあります。
天陽(てんよう)・海外(かいがい)
海外との取引や案件などの吉凶を見る部位。
辺地(へんち)
田舎や故郷のこと、遠方や旅行先(目的地)の吉凶を見る部位。
道中(どうちゅう)・駅馬(えきば)
引越しや土地、家の建築、旅行(出張も含む)のことを見る部位。
旅行なら比較的近距離の旅行の吉凶をあらわします。
主骨(しゅこつ)
家の長や雇い主、上司、目上のことを見る部位。
女性は左が同性、右が異性のことをみます。(男性は左が同性、右が異性)
日角(にっかく)・月角(げっかく)
日角は父親(男性は左、女性は右)、月角は母親(男性は右、女性は左)のことを示し、両親との関係や縁、健康状態などをみる部位。
祖父母のことが稀に現れることもあります。
戦堂(せんどう)
感情問題のもつれや、人との争い、物事の破綻の有無が出る部位。
凌雲(りょううん)・危禍(きか)
思いもしないトラブルや災害の前兆があらわれる部位。
論難(ろんなん)
他人との争いや論争、敵対している人物のことなど、主に対人関係のトラブルがあらわれる部位。
男性も女性も左側を見ます。
山林・辺城(へんじょう)
作物の出来不出来や山林、所有地を見るところで、事業家は自分の行いの吉凶を見る部位。
また、就職活動など自分でこれから何か行うことの良否も山林・辺城で判断することができます。
警察(けいさつ)
警察に関することを見る部位。
警察に出向くこと、関わることがある場合にこの部位に赤黒い色や蒙色(もうしょく)、赤点や吹き出物等が出ることがあります。
交友(こうゆう)
友人の動向や交友関係の吉凶を見る部位。
福堂(ふくどう)
福分(幸運のもと)の量や財運、数字に強いかどうかを見る部位。
中停(ちゅうてい):眉毛から鼻の下まで
田宅(でんたく)
瞼一帯を田宅と呼び、ここは親からの遺産相続、世襲、不動産のことや、体力、精力の有無など健康状態を見る部位。
奸門(かんもん)
男女とも異性のことが現れる部位で、妻妾宮(さいしょうきゅう)と同じ意味があります。
恋愛初期の状況や、パートナーがいる人は隠れた恋愛の吉凶をみることもできます。
夫座・妻座(ふざ・さいざ)
目頭と鼻の付根の間にあり、夫婦の性生活と、互いの品行が表れる部位。
女性は夫座が右で、妻座が左。(男性は逆になります)
顴骨(かんこつ)
頬骨のことで、社会性や世間の評価、同僚、知人との関わりを表し、その他抵抗力などを見る部位。
顴骨については、詳しい記事を書いていますのでこちらをどうぞ!
check!頬骨が高い人や横に出ている人の性質と性格と運命!
妓堂(きどう)
頬肉である補弼(ほひつ)の一番高いところで、人気運を見る部位。
補弼や人気運を見る妓堂の解説はこちらの記事をどうぞ!
おススメ!頬がふっくらしている人は福を呼ぶ!
仙舎(せんしゃ)・香田(こうでん)
洋服、バック、家財等をみる部位。ここがしっかりとしている人は何かあっても人からの援助があり、福分もあります。
泥棒に入られる時は、暗い色が頬骨辺りか、もしくは盗賊から懸壁を通り法令線のわきに沿って仙舎・香田に入るか、法令線内や小鼻に血色や気色線が入ることもあります。
命門(めいもん)
耳ともみあげの間を命門といい、健康状態や寿命の長短、心の中の隠し事や心配事が表れる部位。
遠方や実家、親戚のことが血色・気色で現れることもあります。
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下停(かてい):鼻の下から顎先まで
盗賊(とうぞく)
財産の損失があるかないか、詐欺や盗難、紛失の有無を見る部位。
盗難にあうか、紛失や何らかの財産上の損失があるときはここが薄暗い色になることがあります。
懸壁(けんぺき)
盗難にあうかどうかは盗賊とセットで見ますが、懸壁自体の意味は、突発事故や急な病気や災難を見る部位になります。
ここにホクロがある人は伝染病にかかりやすい傾向があります。
ホクロについての詳しい解説は下記の記事をご覧ください!
おススメ!ほくろ占いの意味をわかりやすく解説!
食禄(しょくろく)
衣食住などの生活を見る場所で、主に家庭の経済状況や収入、飲食に関わること、心の中の状態も表れる部位になります。
地閣
今住んでいる家の吉凶を見る部位。ここがパッと明るくきれいになる時は引越しをする前兆。
地閣の色が薄黒くなっているのも住所が変わる時と判断することもあります。引越しの予定がないのに、地閣(あご)が薄暗いのは、今住んでいる家が自分にとっては良くないことを教えていますので、住居を変えたほうがよいでしょう。
地庫(ちこ)
地閣とおなじように住居のことを見る部位であると共に、一家の財産や自分の財産のことも表れる部位。
比隣(ひりん)
自分の住居の隣りのことを見る部位。
顔面部位から運命のメッセージはどのように現れる?!
顔の十二宮、十三部位の他、上記でご紹介した部位に現れる(表れている)肌の状態でどのようなことがわかるのかを解説していきます。
基本的に、上記の部位に美色のようなきれいな色が現れていたら幸運が起こることを意味し、暗い色やくすんだ色、赤色、吹き出物がでていたらトラブルや心配ごとが起こることを教えています。
美色についての詳しい解説は、こちらの記事をチェック!
おススメ!印堂(眉間)は運気のバロメーター!
顔に血色や気色が現れた場合
顔の色である血色や気色で運命の動きを判断できます。
例えば、天中(額中央の一番上で髪の生え際付近)に、美色というやや輝いて見える明るい白色や薄いクリーム色のような皮膚の色が現れたら、思わぬ喜び事が起こることを示しています。
天中から印堂(眉間)に細い1㎜~2㎜くらいの美色の線が下りていれば、自分の思うような結果になるか、思わぬ喜び事が起こることを知らせています。
血色や気色は1つの部位に丸く小さく現れる時もあれば、天中から印堂に向かうように、部位と部位を繋げる役割で、針やマッチ棒くらいの線状で現れる時もあります。
線状で現れることを『気色線』と言います。
部位と部位を繋げる気色線が現れた時は、出発する部位が原因(人物や物事)の意味があり、気色の線が到着する部位がその結果を知らせています。
このように、顔の部位の肌の色や、気色線の色で未来に起こる出来事の吉凶を判断します。
基本的に肌の状態が良く、美色やきれいな明るい気色線が出ると嬉しい出来事が起き、赤い色やくすんだ暗い色や艶のない白色が出ると、物事の不調やトラブルなどの凶事を暗示します。
顔に出る色で運命の吉凶を判断しますが、そのためにまずは顔の部位の意味を先に知ることが大切になります!
血色や気色については、たくさんの種類や意味がありますので、より詳しく解説したこちらの記事をご覧ください。
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顔に表れる血色や気色の種類と吉凶の判断方法を徹底解説!あなたのハートを開く人相(21)
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顔にニキビや赤点が現れた場合
ニキビや吹き出物、ホクロのような小さな赤い点が顔の特定の部位に現れたら、人とのケンカやトラブル、願いが叶わないなど思わぬ出来事が起こることを教えています。
そして、顔のどの部位にニキビや赤点が出たのかで、トラブルの内容をおおまかに知ることができます。
例えば、法令線上に赤い吹き出物が出来たら、仕事上の災いやトラブルが起こる可能性があると判断できます。
顔に表れるニキビについては、ニキビの種類やニキビでどのように運勢を判断したら良いのかを、実例を加えてわかりやすく解説しています!
check!ニキビ占いで簡単に運勢を判断する方法!
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顔に黒子(ほくろ)がある場合
特定の顔の部位にほくろがある場合は、その部位が示す意味に注意が必要です。
基本的にニキビと同様にほくろに良い意味はなく、ほくろが意味するものは「他人からの損失や自分が持っている因縁、他にどうすることもできない事情の下で起こる災難」の意味があり、「人生の注意信号」の役割があります。
ほくろは1つ2つくらい誰にでもあるものであり、突然できてしまうこともあります。
人によってはホクロがチャームポイントとなり、顔の印象を決めることもあります。
しかし、ほくろは出る部位によっては気を付けたほうがよいことがあります。
顔に出るほくろについての意味と、どのように気を付けたら良いのかを解説している記事はこちらになりますので、参考にしてくださいね!
おススメ!ほくろ占いの意味をわかりやすく解説!
その他、ほくろ以外のシミや痣(アザ)、水疱瘡(みずぼうそう)痕などの陥没や傷、シワも顔のどの部位にあるかで運命や性格(性質)を判断することができます。
顔の重要部位の意味と解説!
顔の十二宮・十三部位と、今回解説したいろいろな部位は、日常生活に必要な事柄が現れる場所になります。
※他にもまだ部位がありますが今回は割愛いたします。
顔の部位は、あなたの大切な家族や友人、恋人、世間など、主に対人関係をみる部位のほか、自宅や実家、お金の状態や海外との取引の吉凶をみる部位など、様々な運勢を判断する場所があらかじめ顔に定められています。
これらの部位の意味と場所さえわかれば、後は上記で説明したような肌の状態(肉付き)や色でおおまかな運命の動きを判断することができます。
顔の部位やパーツでわかることは2つあり、それをまとめると、
- 顔のパーツである目や鼻などの骨格や肉付きで「性格や性質、運命の傾向」を判断することができる。
- 顔の部位の血色や気色、吹き出物の状態で運命の動きや近未来の出来事を予測することができる。
最後に、今回のブログで解説した部位以外に顔の重要部位として「十二宮」と「十三部位」の解説を過去記事に記しています。
この2つの記事では、ニキビや血色・気色がどの顔の部位に現れたら、どのような運勢になるかも解説していますので参考にしてくださいね!
顔の十二宮についてはこの記事!
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顔の十二宮と色で判断する日常の運勢と吉凶!☆あなたのハートを開く人相(20)
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顔の十三部位については、下記の記事にわかりやすく解説しています。
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顔の重要ポイントである十三部位で占う未来の健康と運勢!あなたのハートを開く人相(22)
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【人相学の実践鑑定】顔の部位に現れる血色や気色線で近未来を占う方法!
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それでは今日もステキな1日を!
Ami&Anna
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