掃除で運気アップ

仏壇のお掃除方法!普段のお手入れや大掃除の仕方などをわかりやすく解説!

金仏壇

美・フェイスナビゲーターのAmi&Annaです。

お仏壇は、ご本尊様をお祀りし、位牌を安置してご先祖様を供養する場所になります。

また亡くなった家族や先祖の霊が、「お盆やお正月、命日や回忌供養、お彼岸」など、この世に帰ってきた時の仮の住まいになる場所がお仏壇なのです。

年に数回、私たちに会いに来てくれる故人の霊を温かくもてなす為にも、花や飲食(おんじき)などのお供え物も必要ですが、ご先祖様の家であるお仏壇は自分の家と同じようにいつも綺麗な状態を保ちたいものです。

実は、ご先祖様は年に数回帰ってくるだけではなく、私たち子孫が「おじいちゃん、おばあちゃん・・」と思ってお線香を焚き、錀(リン)を鳴らして拝む時も位牌に降りてきます。

故人のお位牌や先祖代々のお位牌とは、帰ってきたご先祖様の霊がかかるためのもので依代(よりしろ)と言われています。

日々お仏壇に向かって拝む習慣がある方でも、お仏壇のお掃除はあまりしない方もいらっしゃると思います。
もしくは、お掃除をしたくても、その仕方がよくわからない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、お仏壇の普段のお手入れ方法と、年に1~2回の大掃除の仕方をわかりやすく解説していきたいと思います。

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お仏壇掃除のポイント!

初めてお仏壇のお掃除をする時は、間違ったやり方や粗相をしてしまうと「バチが当たるかもしれない」と緊張したり、怖い気持ちになったりするかもしれません。

私も最初はそうでしたが、お掃除を始めたらそんな気持ちも次第になくなっていきました。
何よりお掃除をして綺麗になったら、「ご先祖様はとても喜んでくれる!」と思うようになったのです。

ところで、お仏壇のお掃除のポイントは、

  1. ご挨拶
  2. 埃をはらう
  3. 汚れを拭く、磨く

基本的にはこの3つになります。

仏壇のお掃除の時に気をつけたいこと!

金仏壇は、細かい細工が施されていますし、仏壇の中に屋根がある御坊様(ごぼうよう)造りのような伝統工芸品の仏壇もあります。

また、仏壇の中は吊灯篭(つりどうろう)や吊り提灯などの電気配線がある場合もありますし、金箔の部分は柔らかい布で乾拭きしても金箔部分が剥がれてしまいます。

掃除をすることは大切なことですが、全てを完璧にきれいにしようと思うのではなく、特に金仏壇の場合は、できる範囲で優しく丁寧にお掃除するように心がけましょう。

力を入れて埃を払ったり、無理して汚れを落とそうとしたりすると、仏壇や仏具が破損してしまう可能性があるので十分な注意が必要です。

お仏壇のお掃除をする時は、

  • 慎重に
  • 優しく
  • 丁寧に

この3つを心がけて行うと、仏壇や仏具が長持ちします。

また、仏壇の金属部分や仏具はさまざまな種類があります。
お手入れ方法でわからないことがあったら、仏壇や仏具の写真を撮って、近くの仏壇専門店で詳しくお手入れ方法を聞くことをお勧めします。

仏壇専門店は、真鍮磨きや仏壇の掃除用筆、艶出しワックスなど様々な種類のお掃除道具が販売されていますので、その時、必要な道具を購入すると良いでしょう。

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お仏壇のお掃除に必要な道具

仏壇の掃除に必要な毛バタキ、クロス、アルボン、ニューグット、雑巾、仏壇用掃除筆、雑巾

お掃除に必要なモノ

  • 仏壇専用の毛ばたきか、柔らかいハタキ
  • 柔らかい掃除用筆や小筆
  • 仏壇用シリコンクロスか綿100%の柔らかい布
  • 柔らかい雑巾
  • 白い綿手袋
  • 綿棒や新聞紙
  • マスク(ご本尊様やお位牌を掃除する時)
  • 仏壇用ワックスや専用クリーナー(必要に応じて)

上記のお掃除用具は、普段のお掃除から年に数回の大掃除の時に最低限必要な道具になります。

綿手袋は、仏壇の金属部分や金箔部分に指紋や手垢がつくのを防ぐために使用します。
また、仏像やお位牌をお掃除する時に着用すると良いでしょう。

仏壇掃除用の筆(化粧筆)や、綿棒は細かな場所の汚れや埃を払う為に必要になります。

仏壇用掃除筆

特に仏壇用掃除筆はオールマイティーに活躍し、金仏壇、唐木仏壇の細かな細工の埃を取るのに必須になります。

仏壇用ワックスは艶がなくなった時に使用すると良いでしょう。
しかし、漆部分や木部がロウソクのススや長年の汚れでくすんでいる場合は、ワックスをかけてもあまり艶がでることはありません。

ワックスをかける前に、まずは埃を払い、必要に応じでクリーナーやお湯か水で濡らし固く絞った布で長年のこびりついた汚れを丁寧に落とすことが重要になります。

金仏壇の普段のお手入れ方法

金仏壇の日常のお手入れ方法を解説いたします。
基本的に毎日でも、週に1回でもかまいません。できる範囲で行いましょう!

step
1
ご本尊様とご先祖様にご挨拶をする

ご本尊様とご先祖様に、「だだ今からお掃除させて頂きます」とお伝えし、合掌・礼拝してから始めましょう。

step
2
埃を払う

仏壇の漆部分(黒塗り部分)を中心に上から順番に下に向って掃除用筆か毛ばたきで埃を払います。仏壇の隅である金箔部分と黒塗りの境目は、金箔が剥がれないように優しく丁寧に行いましょう。

step
3
汚れを拭き取る

黒塗り部分を、仏壇用クロスか柔らかい布で優しく汚れている箇所を乾拭きします。

step
4
最後もご挨拶

ご本尊様とご先祖様に、「お掃除をさせて頂きましてありがとうございます」とお伝えし、合掌・礼拝して終了です。

ココに注意

金仏壇をお掃除する時は、金箔部分や、金の蒔絵(まきえ)には直接手で触れたり、濡れた雑巾で拭いたり、乾拭きをしないようにしましょう。金箔や金粉が剥がれてしまい高額な修繕費が必要になることがあります。

金仏壇の大掃除の仕方

大掃除は年に1度か2度、お正月前かお盆前、故人の命日の前などできる時に行います。

お仏壇を大掃除する時は換気をよくして、なるべくお天気の良い湿気が少ない日に行いましょう。

金仏壇のお手入れ注意ポイント

「金箔は触れないのが掃除」と言われています。実際に老舗のお仏壇店で掃除の仕方を詳しく聞きました。

金箔部分は直接素手で触れると、指紋がつきますし手についた脂によって後に変色してしまう恐れがあります。

仏壇に金箔(箔押し)が使われている障子や内壁部分は、基本的には毛バタキで埃を払うことはしないほうが良いでしょう。
どうしても障子の隙間の汚れが気になるようでしたら、柔らかい掃除用筆で優しく触れるか触れないか位の力加減で「なぞるような感じ」で埃を払いましょう。

金の蒔絵も同様です。

また、取り外しの難しい金灯篭や瓔珞(ようらく)などは、無理して外そうとせず、そのままにしておきましょう。

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金仏壇のお掃除方法

step
1
ご本尊様(仏像)とご先祖様にご挨拶をする

ご本尊様とご先祖様に、「だだ今からお掃除させて頂きます。ご失礼、ご無礼があるかもしれませんがその時はお許しください」などと自分の言葉でお伝えし、合掌・礼拝してから始めましょう。

step
2
写真を撮り、仏具を取り出す

大掃除の時は、お位牌や仏具などを取り外します。元に戻す時に迷わないように先に写真を撮っておくことをお勧めします。

手袋をして、ご本尊様やお位牌、仏具を新聞紙を敷いたテーブルの上に移動させます。

step
3
ご本尊様(仏像)やお位牌の埃を払う

マスクをして息がかからないようにし、柔らかい化粧筆か、掃除用の筆でご本尊様やお位牌のホコリをやさしく払います。
特にご本尊様は細かな細工が施されていますので、破損しないように丁寧に扱いましょう。

お位牌の戒名の文字に金箔が施されている場合は、触れないようにするか、もしくは埃が気になるようでしたら筆で優しくなぞるようにして埃を払います。

ご本尊様とお位牌用の埃を払う筆は、仏壇を掃除するのと別に新しく用意した方がよいでしょう。

step
4
仏壇の外側の埃を払う

仏壇の外側全体のほこりを毛バタキで丁寧に払い、仏壇用クロスか柔らかい布で乾拭きします。

欄間(ランマ)に彫刻が施されている場合は、掃除用の筆で軽く優しく埃や汚れを払いましょう。

step
5
仏壇の内側の埃を払う

仏壇内部の天井や宮殿などの埃を毛バタキで軽く払います。この時、電気配線にも注意してくださいね!

大きな仏壇の場合は、隅々まで手が届かないことがあります。また、細かな細工が施されていますので破損しないように気をつけて、手が届く範囲で優しく行いましょう。

天井や宮殿の掃除が終わったら、仏壇の漆部分を中心に上から下に向って掃除用筆で埃を払います。仏壇の隅である金箔部分と黒塗りの境目は、金箔が剥がれないように優しく丁寧に行いましょう。

step
6
汚れを拭き取る

黒塗り部分を、仏壇用クロスか柔らかい布で優しく全体を乾拭きします。

しかし、長年お仏壇のお掃除をしていない場合は、黒塗り部分がロウソクの油煙やお線香の粒子が埃に巻き取られて付着しくすんでいることがあります。

乾拭きでどうしても汚れが取れない時は、熱いお湯に浸した柔らかい布を固く絞り、漆の部分を拭き掃除します。拭き掃除をしたら、直ぐに乾拭きをします。

湿気はカビや歪みの原因になりますので気をつけましょう。

基本的に、仏壇の水拭きはしない方が良いと言われています。汚れが取れない時の手段の1つですから、水拭きをしないでいいように、日頃からお掃除をマメに行いましょうね。

step
7
漆部分のワックスをかける

漆部分にツヤがなくなっていたら、ワックスをかけます。

ニューグッド

上記の写真でご紹介している「ニューグッド」のような艶出し商品がありますので、お好みに応じて使用しましょう。

ワックスは、少量を布にとり、円を描くように優しく塗布した後、乾いた布で丁寧に拭き取ります。

水拭きやワックスをかける時や乾拭きの際は、金箔部分に触れないように気をつけましょう。

step
8
金具部分のお手入れ

飾り金具や蝶番、引き出しの取っ手などの金属部分は、乾拭きをします。

仏壇の柱に付いている装飾と補強の役割を果たしている金具は、掃除用筆でホコリを払いましょう。

step
9
仏具を掃除する

勾欄(コーラン)やその他の仏具は、掃除用筆で埃を払います。細かい部分は綿棒か小筆でお手入れしましょう。

真鍮素材の仏具は、汚れがあれば乾いた布で優しくふきとります。その後、上記のお掃除道具でご紹介している「ALBON:アルボン」のような真鍮磨きで丁寧に「お磨き」をして光沢を出します。

本金メッキ加工をしてる仏具は、柔らかい布で乾拭きしましょう。研磨剤入りで磨くとメッキが剥がれてしまいます。

線香を供える香炉の灰のお手入れもします。
線香の燃えカスがあれば取り除き、灰はふるってから灰ならしでならすと表面がきれいになります。

お供えに使う陶磁器やプラスチック、ガラスの仏具は、汚れていれば中性洗剤で洗い、乾拭きしましょう。

step
10
ご本尊様やお位牌を元に戻す

全てのお掃除が終われば、先にご本尊様とお位牌を元の位置に戻して、その後、仏具もお仏壇の中に入れて終了です!

step
11
最後もご挨拶

ご本尊様とご先祖様に、「お掃除をさせて頂きましてありがとうございます」とお伝えし、合掌・礼拝して終了です。

唐木仏壇(からきぶつだん)の普段のお手入れ方法

唐木仏壇の日常のお手入れ方法を解説いたします。
基本的に毎日でも、週に1回でもかまいません。できる時に行いましょう!

step
1
ご本尊様とご先祖様にご挨拶をする

ご本尊様とご先祖様に、「だだ今からお掃除させて頂きます」とお伝えし、合掌・礼拝してから始めましょう。

step
2
埃を払う

欄間や障子の部分を毛バタキで軽く埃を払います。
この時力を入れてしまうと障子の部分が折れたり壊れたりしますので気をつけてくださいね。

お仏壇の内側も毛バタキで上から下に向かい埃や汚れを払います。

step
3
汚れを拭き取る

仏壇用クロスや柔らかい布で乾拭きします。

step
4
最後もご挨拶

ご本尊様とご先祖様に、「お掃除をさせて頂きましてありがとうございます」とお伝えし、合掌・礼拝して終了です。

唐木仏壇の大掃除方法

黒檀、紫檀などの美しい木目を活かした唐木仏壇の大掃除の仕方をご説明いたしますので参考にしてくださいね。

基本は、金仏壇と同じですが、金箔や金粉が使われていない分、お掃除の範囲も広くなります。

step
1
ご本尊様とご先祖様にご挨拶をする

ご本尊様とご先祖様に、「だだ今からお掃除させて頂きます」とお伝えし、合掌・礼拝してから始めましょう。

step
2
写真を撮り、仏具を取り出す

吊り灯篭や提灯など簡単に外せない物はそのままにして置き、お位牌や仏具、勾欄など仏壇の中にある物を取り出します。
元に戻す時に迷わないように先に写真を撮っておくことをお勧めします。

手袋をして、ご本尊様やお位牌、仏具を新聞紙を敷いたテーブルの上に移動させます。

step
3
ご本尊様(仏像)やお位牌の埃を払う

マスクをして息がかからないようにし、柔らかい化粧筆か、掃除用の筆でご本尊様やお位牌の埃をやさしく払います。
特にご本尊様は細かな細工が施されていますので、破損しないように丁寧に扱いましょう。

step
4
埃を払う

毛払いや柔らかいハタキで、仏壇の外側、内側の上置き部分と下台部分も軽くホコリを払います。
吊灯篭や輪灯などは、グラグラ動かないように左手で支えて固定して、毛バタキで埃を払いましょう。

欄間の彫刻部分や障子の細かいところは、掃除用の筆で力を入れず優しく汚れを払いましょう。

step
5
汚れを拭き取る

仏壇用クロスや柔らかい布で仏壇の外側と内側を乾拭きします。

購入後、年月が経って艶がなくなっていたら、市販されている「ピカール佛壇クリーム」や仏壇用ワックスなどを使ってお手入れしてあげましょう。

step
6
仏具を掃除して、仏像やお位牌をもとに戻す

仏具のお手入れ方法は、金仏壇の大掃除方法に記載していますのでご覧ください!

全てのお掃除が終了したら、ご本尊様やお位牌、仏具を元に戻します。

step
7
最後もご挨拶

ご本尊様とご先祖様に、「お掃除をさせて頂きましてありがとうございます」とお伝えし、合掌・礼拝して終了です。

まとめ

お仏壇のお掃除方法は、宗派や仏壇の種類によっていろいろなやり方や手順があると思いますので、上記の方法は参考にしてくださいね。

我が家のお仏壇ですから、あまり形に捉われず、自己責任で自分のやりやすい方法で行う方が長続きすると思います。また、大切なのは、仏様やご先祖様に対して感謝の気持ちでお掃除することです。

仏壇をきれいにお掃除してあげるのも、先祖供養の1つになりますからね!

どんなに綺麗な花や美味しそうな果物を供えても、お仏壇に埃が積もって汚れていてはご先祖様もガッカリすると思いませんか?

仏様やご先祖様に喜んで頂く為にも、明るい気持ちで積極的にお掃除してみましょう。

最後に、お仏壇や神棚のお掃除で嬉しい出来事が起こった体験談はこちらになります。

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それでは今日もステキな1日を!
Ami&Anna

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